生きていればもう一度岡村ちゃんに触れられることもある

50代なのに男の人も女の人もキャーキャー言わせてしまう神様みたいな人。

岡村ちゃんこと岡村靖幸さんと2回目の握手をした話です。

  

握手会って緊張しますよね。

私はいつも自問自答をしてから握手会に挑んでいます。

 

アイドルオタクだから普通の人に比べたら

握手会に参加している数は多いかもしれないけど、

友達みたいに話すことは出来ないし(上手に話したい!)

今でもちょこっと苦手な握手会。

 

 

そんな私が今までで一番緊張した握手は、

岡村ちゃんとの初めての握手です。

 

握手の列に並んでる間に、

本当に息が吸えなくなってきて吐き気がして

握手するって考えただけで恐れ多すぎて

こんなに具合悪くなることあるのと思ったのを今も覚えています。

(握手前の緊張が強烈すぎて、肝心の握手のことをよく覚えていない)

 

当時、大学3年生(20)の私。

大学のキャンパスの外で電話して予約できた握手会への参加券。

なんて元気なんでしょうか、

水戸美術館の展示へ行った足でそのまま代官山蔦谷書店に向かったのでした。

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語彙が乏しすぎてツイートからはよくわかりませんが、

「握手会してくれて嬉しいです。

ありがとうございます。

今度ライブ行きます。

好きです。」

みたいなことを言ったと思う。

 

そんなに緊張をしたのも、

岡村ちゃんは2度と握手することのない人だと思っていたし、

今後も2度と握手をすることがないと思ってたから。

 

人生でたった一度きりだと思っていた岡村ちゃんとの握手。

 

 

それがなんと2016年1月。

アルバム『幸福』の発売に合わせて、

 「岡村ちゃん第二回握手会『触れる幸福 in 博多!』」

が開催されることが発表されました。

www.cinra.net

 わーーーーー!!!!!

 

当然行きたい。 

 販売開始の前日発表だけど行きたい。

 

とりあえず福岡の行き方と月曜日までに帰ってこれそうかを調べる。

どうやら月曜の仕事には間に合うぞ。

 

ここでお母さんに

「まぁ握手券取れないと思うんだけど~

万が一、万が一だよ?

予約出来たら福岡に行くかもしれない~…」

と伝えた私は、もう福岡に行く気だったのでしょうね。

 

翌日11時までに会社のPCでちっちゃく予約画面を用意して、

11時ぴったりに予約をすることが出来たのです。

ネットでは即完売でした。

そして届いた幸福セット。

(アルバム『幸福』と岡村ちゃん表紙の『テレビブロス』。そして握手券!)

 

前回はトレーディングカードだった握手券のサイズが、今回はハガキに。

私の集合時間は3回あるうちの最後の15時。

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アルバムを聞きながらその日を待ったのでした…。

 

 

4月9日(土)

やっぱり超かっこいい岡村ちゃんのライブ(略)とおいしーーもつ鍋を堪能。

 

4月10日(日)

そして、ついに握手会当日!!

会場であるTSUTAYAのレンタルフロアに作られた握手会スペース。

 

握手列に並んだ私は、

ペットボトルのお茶を飲む(喉がカラカラになるのを防ぐために)

→鏡をチェック(何か変じゃない?)

Twitterをチェック(握手会の最新情報を求めて…)を繰り返していました。

 

端的に言うと、ソワソワしていました。

 

後からやって来た女性が話しかけてくれて、お話をしながら待つ。

その方も東京から遠征して来たとのこと。

仕事の都合で前日のライブには行けず、

握手をしたらすぐ空港に戻らなくてはいけないとのこと。

 

アイドルJ Dee'Zがカバーしただいすきをきっかけにベイベになったというので、

「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」の素晴らしいカバーをしているアイドルネッサンスをおすすめしたかった!

握手前で余裕が無さすぎて自分から話せなかった。(情けない)

 

連絡先も交換せずに「また!」と言ってお別れしたけど、

本当にまた会えるといいな〜!

 

 

 

15:01に「お待たせしました。これから始めます!」とのスタッフさんの声が。

 お話しをして待っていたからか、

2度目だからかはわからないけれど、

前回のような体調不良は起きませんでした。笑

 

本当にまた岡村ちゃんと握手できるのか?

冷静だけど緊張しながら待っていました。

 

いつになっても心の準備が出来ることはないけれど、

列はどんどん進んでいって。

列を折り返したらそこには、

いた!岡村ちゃんだーーーー!

横から見たら意外と厚みのある岡村ちゃん

(本当にこの方のイラスト通りの側面でした!)

前日のライブで側転をしたとは思えない。

 

握手の様子が見えるようになったときに、

剥がし*1がほとんど存在していないことに気づく。

岡村ちゃんも周りのスタッフさんも、参加者の方の話しを優しく聞いている。

 

代官山蔦屋のときは優しく剥がされた覚えがあるのだけど、

今回はそもそも剥がしが発動していなかった(!)

 

 

それから自分の番が来るまでは、握手の様子をガン見。

前の前の前くらいの人めっちゃ「会話」してる!!

1分半くらい話していたと思う。

 

その次の人は、20秒くらいで足早に去って行った。

わかる、わかるぞ。

 

前に並んでいた方は背中に赤ちゃんを背負ったお母さん。

「1年前のワンマンで岡村ちゃんと目が合ったときに

出来たのがこの子だと思っています」

と伝えていた彼女は、本当にそう思ったんだろう。

 

岡村ちゃん、そしてベイベのヤバさを感じた。(ほめてる)

 

「よければ、この子とも握手してもらえますか?」

名前を呼びながら赤ちゃんと握手をする岡村ちゃんは優しい顔だった。

 あと、赤ちゃんにも大人と同じように律儀に握手をしていたのが

とても岡村ちゃんらしかった。

 

今考えると、

この様子を近くで見れたの贅沢だった~!!

 

 

そして、私の番ですよ。

こんな素晴らしい握手を見た後でも、

用意したことだけはしっかり話さねば!という気持ちで、

岡村ちゃんの前に進みました。

 

「あんなと言います」

『はい』

名前呼んでもらうために言ったけど返事を覚えていやしないよ…

握手をした岡村ちゃんの手がふかふかということで頭がいっぱいでした。 

 

「あのっ!東京から来ました!」

『ありがとうございます』

 

「あのっ!この間23歳になったんですけど、

何か!アドバイスをお願いします!」

 なんて聞くのがわかりやすいか考えた末、

”アドバイス”という単語にまとめました。

スタッフさんが笑ってくれました。笑

 

『そりゃぁ23歳はイケイケで…』

岡村ちゃんも笑いながらと言いたいけれど、

たぶん苦笑いをしながらアドバイスをくれた。笑

 

「イケイケ…!頑張ります!!」

そして何故かその場でイケイケになる決意表明をする私。

 

「ありがとうございます!」

「応援しています」

『ありがとうございます』

 

剥がしがなかったから頑張ればもっと話せたけれど、

もっと話したかったけれど、

お礼と応援していることを伝えて握手を終えました。

 

岡村ちゃんは私がその場を離れるときもこちらを見てくれていて、

(きっと私は何か言いたげな顔をしていたんでしょう)

(スローで覚えていますが、実際は一瞬でしょうね)

バイバイと手を振りたい!って思った。

 

でも、もちろんそんなことは出来なくて、

ただただ岡村ちゃんを見つめて、

私と岡村ちゃんの握手会は終わったのでした。

 

 

ね、実質デートでしょ?

付き合う前の両想い同士のデートの別れ際でしょ?

 

 

手振ったら振り返してくれたかも!とか

最後に名前を呼んでもらうお願いすればよかった!とか

後から何度も思いましたが、

これはこれで。よかったよね。

 

それに、

生きていれば岡村ちゃんにまた触れられることもあるのかもしれない。

だって2回目があったから。

そしたら次は何を話そうかな~

そんなことを思わずにはいられない23歳の春なのであった。

 

岡村ちゃんだいすきです。

 

 

 

*1:握手会を時間通りに進めるためにファンを流すスタッフさんのこと